派遣先での仕事
医師3年目でいよいよ一次派遣(地域診療の第一弾!)が始まるわけですが、いったいどのような業務になるのでしょうか。
経験者ならわかるのですが、研修医の最後の月なんて、不安でいっぱいです。それまではぬくぬく研修医生活を送ってたのにいきなり、全部自分でしないといけなくなるんですから(汗)。
私の地方自治体では、基本的に、地域医療枠の派遣医師は何科を専攻していようが「内科」診療を行うことになります。さらっと書きましたが、これは大変なことなんです!😱
例えば、「自分は眼科を専門とする医者になるんだ」って人も派遣先では内科をします。
はっきり言って、、むちゃくちゃです(笑)。自分の専門科以外を一番ピチピチな時にするんですから。ライバル達はその間、めきめき専門のトレーニングを受けてるという状況に相当焦りを感じると思います。私も最初は非内科を専門にしようとしてましたが、とても続きませんでした。。結局内科になったのですが。
実際、その状況について悩む方も多いと思います。そんな時の魔法のことばがあります。
「何科になっても内科の基本知識は必要だ!」
これです。いや、そうなんだけど、、それ言っちゃうと全ての議論が終了しちゃいます(笑)。これに対する反論は思いつきませんが、これで終わらせたらダメな気がします。
外来初日
私は最初の地域派遣では、地域の中核病院、といってもほとんど内科と整形外科の患者しかいないような病院に勤務しました。業務内容は、内科一般外来、救急外来、入院患者管理、一部の検査(胃カメラなど)でした。
入院患者管理などは、研修医の間に多少馴染みのある業務ではありましたが、内科外来なんてしたこともなかったです。最初の外来の時のドキドキは今でも覚えています。
私は研修医の後半の間に、ふらっと総合内科をローテしたことがありました。そこで思いのほか研修に向き合えた期間があり(さすがにこのまま派遣突入したらやべーなって思い)、そこで得た経験と知識、多量の教科書で何とか初日をやり終えました。
その時に習得したスキルは、
「わからなければとりあえず、レントゲン検査や血液検査をオーダー!」
時間稼ぎして、その間に調べるわけです。さらにその日に解決できない、分からなければ・・・
来週もう一回、来てもらう!
この間に聞ける人に聞いたり調べるんです。正直やってることは今も同じなんですが。これが外来というものなのかな、なんて思ってます。最初はなんか色々言って来週もう一回来てもらってましたが、最終、「分からんからもう一回来てください。その間に調べます。」とか正直に言っちゃってました(笑)。医者なんてこんなもんです。ただの人間です。
あ、医師の自賠責保険には加入しときましょうね☆